プラハの魅力(チェコ)
プラハには沢山の呼び名があります。
「黄金の街」、「百塔の街」、「魔法の街」、「北のローマ」・・・。
それだけプラハには色々な顔があり、訪れる人毎にこの街の感じ方は、それぞれ違うのではないでしょうか。
モルダウ川に架かる古びた石造りのカレル橋。
全長約520m、幅約10mもこの橋には、所狭しと似顔絵師やストリートパフォーマー、ジャズバンドなどが肩を並べ、陽気な笑い声をたてています。
橋の両側には30体もの聖人像がずらりと並んで私たちを見下ろしています。
しかし、実はカレル橋は、かつて公開処刑が行われる場所であったとか。
今日の明るい雰囲気とは違った一面も持つカレル橋。
ここにも街の歴史の深さがうかがえます。
カレル橋を渡り、両側にマリオネット人形やボヘミアングラスのお店、小さな劇場などがひしめく複雑に入り組んだ細い路地を抜けると、巨大な四角い広場に出ます。
ここが旧市街広場です。
ここではまず、旧市庁舎の時計塔に上ってみましょう。
カラクリ時計にもなっている高さ8mの時計塔を上り、暗い内部から外に出ると、パッと視界が開けて360度プラハの町のパノラマが目に飛び込んできます。
赤レンガ屋根に白壁という統一感のある古い家々、ところどころにお菓子のようなパステルカラーの建物や教会の尖塔がのぞき、遥か遠くには威風堂々と聳えるプラハ城の姿が見てとれます。
「建築博物館の街」とも称されるように、ゴシック、バロック、アールヌーボーなど様々な建築様式の建物があるのが分かります。
しかし不思議と全てが調和し、全体として美しいプラハの街を形造っているのです。
プラハを訪ねたら、自分にとってどんな街なのかを考えてみてください。
「黄金の街」、「百塔の街」、「魔法の街」・・・
きっとあなただけのプラハが見つかるはずです。