連ドラ「花子とアン」で話題のプリンスエドワード島へ
「赤毛のアン」の翻訳者・ 村岡花子が主人公のNHKの朝ドラ「花子とアン」が大人気です。
その「赤毛のアン」の舞台が「プリンスエドワード島」です。
小説の中では、春になると真っ白に咲き誇るリンゴの木を始めとした春のプリンスエドワード島の風景の描写が印象的ですが、春だけではなく「秋」もまた素晴らしいシーズンです。
本日は、プリンスエドワード島での秋の訪れを感じる素敵な景色をご紹介します。
まずは「ナナカマドの実」。
秋になるとプリンスエドワード島の至る所で、見かけることができます。
赤毛のアンの家「グリーンゲイブルズ」の裏庭、「恋人の小径」、「お化けの森」、そして車道の道端などでも、たわわに実った「ナナカマド」の可愛らしい赤い実がのどかな島の風景に色を添えてくれます。
また、ハロウィンのカボチャもプリンスエドワード島の秋の風物詩の一つです。
小さな置物用サイズからお庭に置く巨大なサイズのお化けカボチャまで、様々な色や形のものがあります。
この時期になると、あちこちの農園に無人カボチャスタンドが設けられ、「ひとつ2$でお好きなカボチャを持ってって!」といった看板が掲げられます。
その様子はまるでカボチャ博覧会!
そして、プリンスエドワード島の名物といえばロブスター・サパー。
プリンスエドワード島では、毎年5月1日からロブスター漁が解禁になりセントローレンス湾が凍る前の10月半ばまで、約4回に分け二ヶ月間ずつ漁が行われます。
水揚げの時期になるとレストランは勿論、一般の民家のお母さんも大忙し!
ロブスターの収穫を祝って、ご近所のお母さんたちが、付け合せのポテトサラダ(プリンスエドワード島はカナダNo.1のポテトの生産地!)やデザートのパイなどをたくさん作って持ち寄ります。
ロブスターはかなりの巨大サイズで、私たち日本人はそれだけでもお腹が一杯になってしまいがちですが、地元っ子は違います!
前菜のスープやサラダ、パンを食べた後、「ロブスターは別腹よ!」と言わんばかりに巨大なロブスターもぺろりと平らげてしまいます。
ところで、プリンスエドワード島を代表する風景と言えば「赤土の道」です。
土の中に多く含まれる鉄が水と空気に触れて酸化して、赤茶色に変化したものなのですが、「赤毛のアン」の物語の中でもこの赤土の道がよく描写をされています。
物語の冒頭部分、アンとマシューが馬車にのり、初めてグリーンゲイブルズに向かうシーンでも、この「赤土の道」を進みます。
現在の13号線が当時のこの道と言われていますが、現在は殆どがコンクリートの舗装道路となり赤土は残されていません。
しかし少し脇道にそれると当時のような赤土の風景に出会えます。
赤土の道、様々な植物、そして穏やかなセントローレンス湾・・・
アンが得意だった「想像」はプリンスエドワード島の豊かな自然があったからこそなのです。
是非、ユーラシア旅行社のプリンスエドワード島ツアーでプリンスエドワード島の秋の自然を感じにお出かけ下さい。