死ぬまでに一度は見たい絶景!レンソイス白砂漠を空中散歩
ブラジルの北部に位置するレンソイスマラニャンセス国立公園は、一面に広がる白砂漠にエメラルドグリーンのラグーンが点在する絶景が見られることで、 近年人気急上昇中の観光地です。
本日は、セスナ機に乗ってレンソイス白砂漠を上空から眺める「レンソイス空中散歩レポート」をお届け致します。
セスナ機は近郊の大都市サンルイスの空港から飛び立ちます。
建物が密集したサンルイスの市街を抜けると、緑のジャングルの中、大きく蛇行しながら流れていく川を幾つも越えてゆきます。
30分ほど飛行すると、突然、真っ白な砂漠地帯が現れます。
陽光が真っ白な砂地に反射し、目が開けていられないほど眩しい光が機内に差し込んできます。
実は、この真っ白な砂の正体は「石英」です。
水晶の仲間でもあるので陽光を反射してキラキラ光ります。
この砂漠はどのように形成されたのでしょうか。
元々は、内陸にあった石英が川によって運ばれているうちに削られていきます。
その後、海に流れ込むと、波に揉まれてどんどんと小さな粒状に変化してゆきます。
小さな粒状になった石英が、波によって海岸に打ち上げられ、さらに海からの強風によって内陸へと運ばれ、このように大きな砂丘(砂漠)を形成するに至りました。
目の前にしている、レンソイス白砂漠の景色は何万年、何百万年と気の遠くなるような年月を経て出来上がった、まさに奇跡なのです。
この形成過程も知った上でレンソイス白砂漠を眺めてみると、奇跡のような風景にさらに感動することは間違いありません。
やがて、海岸に近づくにつれて次第にエメラルドグリーンのラグーンが現れてきます。
見渡す限りの白い砂地にエメラルドグリーンのラグーンが地平線まで果てしなく広がっている、何とも不思議な風景。
このラグーンは、5月までの雨季に降った大量の雨が地下水となって、砂地の地表面まで迫り、砂のくぼ地にラグーンが形成されるそうです。
想像を遥かに超える自然のスケールに思わず溜息が出てしまいます。
自然と胸が躍ってしまう高揚感。
そして自然の驚異を目の前にした時の大興奮。
やはり写真や映像で見るのと、実物を自分自身の目で見るのでは全く違います。
また、上空からの眺めはこのレンソイスの壮大なスケールをより実感できるので地上からの眺めるレンソイスの印象とは全く異なります。
1時間30分の遊覧飛行もアッという間に終わり、いつの間にか狭いセスナの機内は差し込む陽光と我々の熱気で一気に暑くなっていました。