乾季のウユニ塩湖の魅力
高低差はたった50m。
世界で最も平らな場所と言われるボリビアの高地平原アルティプラーノの中央に広がる塩の大地、ウユニ塩湖。
南北100㎞、東西250㎞、面積1200㎢という世界最大の塩湖は、琵琶湖の18倍もの面積を持つ。
近年日本のメディアには「鏡の世界」と言われる雨季が多く取り上げられているが、乾季にもそれに引けを取らない程の絶景が広がり、通年通して多くの観光客が足を運び、訪れる人が後を絶たない。
ウユニ塩湖は、数百年前アンデス山脈が隆起した際、海底が海水ごと持ち上げられ、取り残され、海水の水分中の塩が固まりできた塩湖である。
雨季に降った大量の雨が溜まり、湖となり、乾季の猛烈な日差しにより水は干上がり、乾いた塩湖が現れる。
ウユニ塩湖の観光では四輪駆動にて広大な湖を走行するのだが、乾季は雨季に比べて水が張っていない分、行動範囲がぐっと広がるのも魅力の一つだ。
塩湖の中央に位置する「インカ・ワシ島」。通称「サボテン島」と言われる程、島内には多くのサボテンが林立しており、中には樹齢数百年という巨大サボテンもあるから驚き。
少々息を切らして到達した頂上からは、島全体、更には360度ウユニ塩湖のパノラマが望める。
広大な大地の上では寝転がってみたり、トリック写真を撮ったりと、楽しみ方は様々だ。
天候が許せば夜は、空気が乾燥している乾季だからこそ、天然プラネタリウムのように広がる満天の星空に出会える確率も高い。
強い日差しを受け、目も開けていられない程眩い真っ白な塩湖。
塩湖の中央に立てば、360度見渡す限り真っ白な平原が広がっていて、まるで雪原の銀世界に立って居るような錯覚さえ覚える。
壮大なスケールで白く眩い世界、是非、ご自身の目で見に行って欲しい。
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夏のロシアで水の饗宴を楽しむ!
本日は、ロシアの夏の旅を一層盛り上げてくれる、サンクト・ペテルブルクの夏の宮殿の庭園に点在するユニークな噴水についてご紹介しましょう。
夏の宮殿は、スウェーデン軍との勝利を讃えて、ピョートル大帝の命により1714年から建設された宮殿です。
庭園には150の噴水と4つの滝があり、園内のあちこちで噴き上がる美しい水しぶきが訪れる者を魅了します。
庭園に広がるカラフルな花畑と吹き上がる水しぶきが織り成す華やかな競演は、まるでロシアに訪れたひとときの夏を祝福しているかのよう。
中でも特に、私たち観光客を楽しませてくれるのは「いたずらの噴水」。
「いたずらの噴水」から突然、噴き出る水しぶきでびしょぬれになってしまうのです!?
難なく通り抜けてほっとしている人、「こんなはずでは・・・」とびしょ濡れになった髪や服を懸命に拭いている人。
子供たちはといえば、自ら噴き上がる水に駆け寄ってはしゃいでいます。
濡れてしまった人も、濡れなかった人も、ピュートル大帝の仕掛けた噴水に大笑い。私たち観光客は、約200年前にピュートル大帝が来客をもてなしたのと同じ方法で、この庭園に迎えられるのです。
冬の間は凍結のために噴水は停止してしまいますので、白く輝く水しぶきが美しい噴水の数々をお楽しみ頂けるのは、夏の旅だけの特典と言えるでしょう。
これから、ロシアは夏のベストシーズンを迎えます。
皆様もぜひ、ロシアの美しく楽しい風景をお楽しみ下さい。
ユーラシア旅行社のロシアツアー、ロシア旅行でサンクト・ペテルブルク夏の宮殿を訪ねる!
世界で一番の美人の湯?!アイスランドのブルーラグーン
本日は、アイスランドが誇る世界最大級の露天風呂、ブルーラグーンをご紹介しましょう。
水着着用ですので、露天プールといった方がいいかもしれません。
火山大国アイスランドは地熱利用が盛んなのですが、ブルーラグーンは地下2000mから汲み上げた熱水を発電に使用した後、再利用している人工の温泉なのです。
ミネラルたっぷりのお湯は、アトピーや湿疹などの皮膚病治癒にも効果があるそうで、欧州からの湯治客も多いとか。
ではさっそく入ってみましょう。
施設は一流のスパのように豪華で快適。
まさに温泉リゾートです。
水着に着替えたら、シャワーを浴びていざラグーンへ。
海水のようにしょっぱいのは、ミネラルたっぷりの証。
競泳用50mプール4個分という広大なラグーンは、場所によって温度や深さも異なります。
お湯に浸りながら、自分に快適なポイントを探しましょう。
洞窟風呂等もあり、探検気分を味わうことができます。
ちなみに泳いでもOKです。
さて、ここで必ず試して頂きたいのが「シリカ」。
ブルーラグーンのミネラルが凝縮した白い泥のような物体です。
これで顔や身体をパックしてください。
びっくりするほどお肌がスベスベに。
おそるべし、ブルーラグーン効果。
はじめはちょっとぬるく感じるお湯も、のんびり浸っているうちに、身体の芯から温まってきます。
プールの真ん中には、バーもありますので、ビールを一杯なんていうのもいいですね。
頭上には遮るものが何もない大空。
開放感たっぷりです。
すぐ傍には黒い溶岩大地が広がっていて、月面でぷかぷか浮いているような気分になってくることでしょう。
アイスランドは、お風呂のお湯は温泉というホテルが多いのも嬉しいポイント。
氷河観光の後に温泉でリラックス・・・これぞ究極のリゾート国家かもしれませんね。
皆様も是非、アイスランドに日頃の疲れを癒やしに出かけませんか?
モンゴルの大地を駆け抜けろ!白熱のナーダム祭へ(モンゴル)
7月のモンゴルといえば、国を挙げてのお祭り「ナーダム祭」が開催される、一年で最も国が盛り上がるシーズン!
毎年、モンゴルの建国記念日である7月11日から3日間、首都ウランバートルを始めモンゴル各地で、白熱した男たちの熱い戦いが繰り広げられます。
首都ウランバートルでは3日間にわたってテレビ中継され、各競技において、その年の一位が決まります。
さて、ナーダム祭で行われる競技とは一体何か・・・
まず、モンゴル国伝統の相撲です。
二つ目は、大草原での生活で育まれた視力を生かした弓射。
そして三つ目が、騎馬民族の国の誇るべき競技、競馬です。
その中でもハラハラ、ドキドキなのが、子どもたちによる競馬競技です。
一生懸命ムチを打つ子供の姿に熱い思いが沸き上がってきます。
騎手は5~12歳の男女、馬は2~6歳以上で、年齢によって走る距離が異なります。
砂にまみれながら大地を全速力で駆け抜けていく馬と幼い子供が生み出すドラマに、騎馬民族の国の誇りを感じます。
ナーダム祭はモンゴル民族が力と技を競い、一番強い奴は誰か?!を決めるお祭です。
毎年各地で様々なドラマが生まれ、新たなヒーローが生まれます。
今年の夏は、モンゴルであたなだけのヒーローを探しに出かけませんか?
青海チベット鉄道ツアー、体験レポート!
2006年7月に開通して以来、今なおその人気は冷めやらぬ「青海チベット鉄道」!
本日は、「青海チベット鉄道」乗車レポートをお届けします。
列車は、夜に西寧市を出発し、翌朝ゴルムド駅に到着、夜ラサに到着の行程です。
ユーラシア旅行社の青海チベット鉄道ツアーでは、4人用のコンパートメント(一等寝台列車)をご利用頂きます。
暗闇の中、窓の外を眺めていると時折、車のライトが見えます。
静けさに包まれた中、この窓の外には壮大な景色が広がっているのだろうな~とか、ボーっと考えながら過ごすうちに眠りにつきました。
ベッドに横になったのも束の間、早朝の5:30頃にゴルムド駅に到着。
この駅では高地用のディーゼル車に交換する為、20分間の停車です。
外に出て駅の看板や、先頭まで行って交換作業を写真に撮っている間にあっという間に時間が経ってしまいました。
気をつけないと、列車は音もなく出発してしまいます。
食堂車で朝食を食べた後くらいから、いくつもの見所を通過していくので、窓の外の景色から目を離せません!
11時前頃、トト河を通過。
トト河は中国一の大河、長江の源流でタングラ山脈の氷河を源としています。
次のポイントは鉄道駅の中でも1番の最高地点(海抜5068ⅿ)であるタングラ駅です。
駅の看板を写真に収めたいところなのですが、これがまた難しい。
いくら前々から構えていても、ホントに一瞬で通過してしまいますので、タイミングを見極めてお写真を撮ってください。
ただし、レンズを通してだけでなく、肉眼でご覧になることもお忘れないよう。
世界一高い駅を通った時の感動は一言では言い表せないほどです!
ここを境にチベットへと足を踏み入れていくわけですが、標高も少しづつ下がっていきます。
ナクチュ駅で下車できるのですが、ここも海抜4152ⅿなので、外へ出た時には深呼吸を繰り返しながら、ゆっくりゆっくり行動することが大切です。
さて、そうこうしているうちに、車窓からだんだん緑の木々や畑が見え始めると、もう間もなくラサ到着です。
遠くの方に、ラサの象徴「ポタラ宮」が聳えているのが見え、「ついにチベットに来た!」と気持ちが高揚します。
なんだかあっという間に終わってしまった「天空列車」の旅。
壮大な山々の景色を見ながらの旅は、これから始まるチベットの旅の幕開けとしては最高のものでした。
世界一高い所を走る列車の人気はこれからも絶えることなく、乗車した人々を魅了させてくれるでしょう。
(※列車のスケジュールなどは変更となる場合がございます。)
青海チベット鉄道ツアー、青海チベット鉄道旅行はユーラシア旅行社で
世界最大の湿原、パンタナール。野生の楽園に潜入!
ブラジルにある世界一の大湿原、パンタナール。
主に北パンタナールと南パンタナールに分けることができますが、本日は、北パンタナールをご紹介します。
マット・グロッソ州のクイアバという町より車で約2時間走ると、北パンタナールの入口に到達します。
そこから、パンタナール横断道路の始まりです。
未舗装の土の道路が1本通っているだけで辺りは一面どこまでも広がる大湿原。
水中に生息する魚を求めて、無数の鳥がここで暮らしています。
中でも最も目立つのは、パンタナールのシンボル的存在のトゥヨヨです。
他の鳥よりも大きく、黒・赤・白の3色の体がよく目立ちます。
また、ワニも沢山います。
水辺に上がって、口をあけてじっとしているワニがズラッと並んでいる姿もパンタナールでよく見る光景の一つです。
ちなみに、ワニは夜は水中で暮らしますが、その際に口の中に入ってしまう虫などを殺菌するために、日中は口を開けて陽に当てているのだそうです。
さて、北パンタナールのロッジでは様々なアトラクションを楽しむことができます。
ボートツアーでは、川辺にいるカピバラ、トヨヨや、木々に停まっている鳥やイグアナなどを探訪します。
また、ピラニア釣りもできます。
竹竿から垂らした糸の先に生肉を付けて川に放り投げると、すぐにピラニアが寄ってきます。
エサを取られるか、こちらが釣り上げるか、ピラニアとの戦いです。
夕食時に、釣ったピラニアをフライにしてお召し上がりになることもできます。
夜はナイトサファリ!
目が光っているワニの他、バクー、カピバラなどを探しましょう。
空を見上げると、満天の星空が!
雄大な大自然を満喫できるパンタナール旅行に是非お出かけください。
死ぬまでに一度は見たい絶景!レンソイス白砂漠を空中散歩
ブラジルの北部に位置するレンソイスマラニャンセス国立公園は、一面に広がる白砂漠にエメラルドグリーンのラグーンが点在する絶景が見られることで、 近年人気急上昇中の観光地です。
本日は、セスナ機に乗ってレンソイス白砂漠を上空から眺める「レンソイス空中散歩レポート」をお届け致します。
セスナ機は近郊の大都市サンルイスの空港から飛び立ちます。
建物が密集したサンルイスの市街を抜けると、緑のジャングルの中、大きく蛇行しながら流れていく川を幾つも越えてゆきます。
30分ほど飛行すると、突然、真っ白な砂漠地帯が現れます。
陽光が真っ白な砂地に反射し、目が開けていられないほど眩しい光が機内に差し込んできます。
実は、この真っ白な砂の正体は「石英」です。
水晶の仲間でもあるので陽光を反射してキラキラ光ります。
この砂漠はどのように形成されたのでしょうか。
元々は、内陸にあった石英が川によって運ばれているうちに削られていきます。
その後、海に流れ込むと、波に揉まれてどんどんと小さな粒状に変化してゆきます。
小さな粒状になった石英が、波によって海岸に打ち上げられ、さらに海からの強風によって内陸へと運ばれ、このように大きな砂丘(砂漠)を形成するに至りました。
目の前にしている、レンソイス白砂漠の景色は何万年、何百万年と気の遠くなるような年月を経て出来上がった、まさに奇跡なのです。
この形成過程も知った上でレンソイス白砂漠を眺めてみると、奇跡のような風景にさらに感動することは間違いありません。
やがて、海岸に近づくにつれて次第にエメラルドグリーンのラグーンが現れてきます。
見渡す限りの白い砂地にエメラルドグリーンのラグーンが地平線まで果てしなく広がっている、何とも不思議な風景。
このラグーンは、5月までの雨季に降った大量の雨が地下水となって、砂地の地表面まで迫り、砂のくぼ地にラグーンが形成されるそうです。
想像を遥かに超える自然のスケールに思わず溜息が出てしまいます。
自然と胸が躍ってしまう高揚感。
そして自然の驚異を目の前にした時の大興奮。
やはり写真や映像で見るのと、実物を自分自身の目で見るのでは全く違います。
また、上空からの眺めはこのレンソイスの壮大なスケールをより実感できるので地上からの眺めるレンソイスの印象とは全く異なります。
1時間30分の遊覧飛行もアッという間に終わり、いつの間にか狭いセスナの機内は差し込む陽光と我々の熱気で一気に暑くなっていました。